AKAI GX646 オープンデッキの修理
青春時代思い出−根性の修理
今回、アカイのGX646SAE オープンデッキをメンテナンスしました。
1980年頃の生産で、非常に高価(当時\19万位)でした。
現在はデジタル入力の機器が多い中で、
青春時代に購入した思い出の機械だそうです。
まるで動作せず。
こういうのを直すのは気合いが入りますね。
6ケ月お預かりして、根性の修理をしました。 |

■ 現状
1.ノイズ・ハムが多い。電流のドリフトが35mvと非常に多い。
2.回転動作不良。FORWARD・REVERS共に不良。
3.制御回路の電源部のブロックコンデンサー、リーク不良。
4.周波数発信器のカップリングコンデンサー、リーク気味。
5.電流端子板が焼損している。
6.コントロールパネル照明切替ランプ切れ。
7.内部汚れ多し。
8.切替SW接触不良。
10.入力ピンジャックの接触不良、要交換。
11.ACコード劣化、要交換。
■ 対策/修理
1.基盤洗浄。
2.切替SW接触、解体洗浄。
3.電源部解体。ブロックコンデンサーに交換。
4.カップリングコンデンサー交換。コンデンサー選別後行う。
5.高速FRDに交換。
6.ラグ版新設。
7.アースの徹底化。
8.12.3Vの発光ダイオードに交換-白くなります-電源部新設。
9.テープローディング機構修正。
10.試聴・エージング。
交換した部品のみ掲載します。
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当社の技術部が挑戦し修理完了です。
試聴してみますと、いい音です。
試聴してまさか30年前!!とは考えられないいい音です。
非常に素晴らしいです。
お預かりして6ケ月掛かりました。
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これは三重県鈴鹿市のK氏様のご好意で掲載しました。
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