LUX SQ38FD プリメインアンプの修理

お客様の思い出のアンプ LUX SQ38FD修理の依頼です。
基本は良いのですが、錆が多い。

■現状
内部汚れ多い。
基盤汚れ多い。
端子板が焼損。
全ての真空管を測定、70%近くエミッション減少。
真空管50CA10 3本、ヒータ切れ?
電源部ブロックコンデンサー、リーク不良。
カップリングコンデンサー、リーク気味。
コントロールパネル照明切替ランプ、切れ。
切替SW、接触不良。
入出力ピンジャック、接触不良。
トランス-OY15-5Kは良。

■対策/修理
基盤洗浄。
切替SW接触、解体洗浄。
真空管、全部交換。
全て真空管測定器で3回の選別後行う。
50CA10は中古です。
100V47uF、交換。
6.3V100uF、交換。
ダイオード、FRD(高速ダイオード)に交換。
MT-9Pソケット8、交換。
抵抗 1Ω1W、交換。
高音質RCA端子、交換。
高音質スピーカー端子、交換。
IEC3Pコンセント(3p)イントレット、装着。
ゴム足、交換。
アースの徹底化。
不良部品はほとんど交換しました。

100時間連続ランニング後に測定。
測定の結果は、初期特性以上と思います。
BAFF-AMP特性／30HZ-20KHZ0db。
LRレベル差／0.1db以内。
歪率／1KZで0.05%1V時。
SN比／0.2mv以内。

試聴してみますと、いい音です。
40年前ということを考えると、非常に素晴らしいです。

これは長野県茅野市のN氏の御好意で掲載いたしました。

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