失われたマランツの音を求めて
Marantz Model-3300 プリアンプの修理
マランツの#3300プリアンプです。
古き良き時代のプリアンプです。
たまに音が出ない?との事でした。
|


回路基盤をすべて洗浄し、
全部品を測定しました。
原因は、抵抗のショートに加え、
FRTとTRの不良でした。
不良部品は交換しました。
電源のダイオードをFRD(高速ダイオード)に交換し、
電源のリップルを押さえ込みます。
新規に信号系コンデンサーを交換しました。
今回は特に立ち上がりを良くするため、
電源コンデンサーの定数を変更し、交換しました。
導線ワイヤーを交換し、
半田は全て銀半田にて打ち直しました。
当社の技術が光ります。
腐蝕したRCA端子の交換を行いました。
特に出力端子は、
\50万クラスのアンプに使用する端子に交換しました。
SN比が凄く変わります。
また、この時代の電源コードは材質が悪く、
TDK-JAPANのNF付きAC3Pを導入し、
電源の純度を上げます。
イントレット交換式に作り替えました。
アース電位の安定化で、
音の抜けが違います。
特性測定実行、100時間エージング異常なし。
完了しました。
|




これは東京都世田谷区のK氏のご厚意で掲載しました。
|
|