SAE 2400 パワーアンプを修理 青春時代思い出
今回、SAEの名器#2400パワーをメンテナンスしました。
1980年頃の生産で非常に高価(当時¥48万位)でした。
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画像のようにランプ(12VFLランプ?)が暗いです。


現状 |
1.ノイズ・ハムが多い
2.電流のドリフトが35mvと非常に多い
3.電源部ブロックコンデンサーリーク不良
4.カップリングコンデンサーリーク気味
5.電流端子板が焼損している
6.コントロールパネル照明切替ランプ切れ
7.全面パネル汚れ/基盤汚れ多し
8.内部汚れ多し
9.切替SW接触不良
10.入力ピンジャックの接触不良(要交換)
11.SP端子酸化不良
12.ACコ−ド劣化(要交換)
13.ACFANの風切り音がうるさい
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対策/修理 |
1.基盤洗浄
2.切替SW接触、解体洗浄
3.電源部解体、ブロックコンデンサーに交換
4.カップリングコンデンサー交換
5.高速FRDに交換
6.コンデンサー選別後行う
7.ラグ版新設
8.アースの徹底化
9.ACファンを国産の高度静音仕様に交換
10.TDK社のノイズフィルター付き3Pコンセントに交換
11.外付けベルデン社超大型AC電源コードに交換
12.3Vの発光ダイオードに交換-白くなります-電源部新設
13.高音質RCAに交換
14.高音質大型SP端子交換 |
当社の技術部が挑戦し修理完了です。
現在は廃棄の機器が多い中で思い出の品であるということで、
こういうのを直すのは気合いが入りますね。
下に交換した部品のみ掲載します。




CDプレーヤーにてエージング100時間連続ランニング後に測定しました。
測定した結果は、初期特性以上と思います。
測定結果 |
LRレベル差 |
0.1db以内 |
歪率 |
1Khzで0.004% 1V時 |
SN比 |
0.1mv以内 |
最大出力 |
180W-180W |
試聴してみますと、いい音です。
まさか30年前!とは考えられないいい音です。
非常に素晴らしいです。

これは大阪府羽曳野市のS氏様のご好意で掲載しました。
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