Telefunken V69B パワーアンプの修理
今回、ドイツ テレフンケン社 V69Bを修理しました。
本機は、シーメンス・クラングフィルム社のF2a(5極真空管)使用の、
プロ用モノラル真空管パワーアンプです。
V69Aはチョークインプット仕様ですが、
V69Bはチョークトランスを使用しないタイプです。 音が素晴らしいことで知られ、決して聴き疲れのしない音は、
技術国ドイツの本領を見せます。
F2aの球が光ります。
動作特性も非常に使いやすい球です。
モノラルの片側のバイアス調整が利かないため、
当社テクノセンターで修理しました。
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50年前のアンプのため同一部品がありません。
ゆえに出来る限り使える部品は使うが原点となります。
まず基盤の洗浄から始めます。
汚いですね。
全ての部品を測定します。
原因は高圧回路のコンデンサー不良です。
クリッドチョークのダイオード不良です。
画像乗せますが交換手順は企業秘密ですから了解ください。







特性は40HZ-16000HZで1W時0dbですから良くないのですが、
昔のアンプは非常にワイドレンジに聴こえますから不思議ですね。
36.5Wの最大出力です。

これは、岐阜県のI氏のご好意で掲載致しました。
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