HAMMOND Leslie 147
ハモンドオルガン用アンプ内蔵スピーカーの修理 その2
今回は、ハモンド レスリー 147 ハモンドオルガン用アンプ内蔵スピーカーの修理 その2です。
ハモンド レスリー147の修理については、2回に記事を分けて、掲載します。
今回は、前回に続いて、本機の修理の実際をご案内します。
前回の、レスリー 147の説明は、こちらにあります。
YouTubeにも、ハモンド レスリーの動画が幾つか有りますから、
宜しければ、そちらも、字幕をONにして、御覧ください。
また、本機は販売しています。
販売の記事は、こちらにあります。
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50年前の品です。
基本的に完全分解します。
内蔵アンプを完全メンテナンスします。
6550は新品球に交換します。
入力段のゲインが低いため、
OPアンプを搭載して、ゲインを稼ぎます。
ホーンローターとドラムローターを分解します。
モータースピードのHI-LOW切り替えスイッチを装着します。
ローターの回転は、立ち上がり/立ち下がりの、2通りを楽しめます。
入力にはRCA/TRF(ジャック対応)を切り替え式にします。
入力ゲインコントローラを新設します。
これで6ピン仕様が11ピン仕様となります。
最大の利点は、入力回路があるため、
レストランやホールで、CDやiPADの音源を入力すると、
音が揺らぐBGMを奏でることが出来ます。
塗装は、有名な家具職人・塗装工房に依頼し、修正しました。
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ブルーコメッツのオルガン担当の小田啓義氏は、
ハモンドオルガンにレスリー147使用していました。
彼はライブで、レスリー147を2台使用していましたが、
これは高・低を別々に制御していたと思われます。
「ヒュルルーッルールゥ」の音がレスリーの特徴です。
高域は、回転ウサギのミミホーンで出します。
「ベンチャーズ 朝日の当たる家」の時、
サックスの音をマイク・オンして、レスリーで音を出しました。
シンセサイザーでも擬音は出ますが、
このレスリーの音は、
真空管式で機械式だからこそ出る音と言っても過言ではありません。
なお、前回の、レスリー 147の説明は、こちらにあります。 |










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